令和3年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」 専門学校と高等学校の有機的連携プログラムの開発・実証 成果報告
・取組(1) 教育プログラム開発
本事業における⼀貫型職業教育プログラムを実施していくために、カリキュラムの基本設計を実施した。カリキュラムの設計にあたり、事前準備として⾼等学校、専⾨学校、企業それぞれを対象とした調査を⾏った。⾼等学校については、⾼等学校におけるキャリア教育のカリキュラムに関する事例調査と、沖縄県内の⾼等学校を対象としたキャリア教育実施状況に関するアンケート調査である。 専⾨学校については、キャリア教育⽀援状況に関して本事業に参画している専⾨学校を対象に出前授業等の実績を調査した。企業を対象とした調査では、本事業に関連する「IT 業界」「⾦融業界」「⾃動⾞整備業界」「グローバル(観光)業界」の分野を対象に、情報収集、レポートの作成、ヒアリングを実施した。
・取組(2) 開発
今年度の開発としては、⼤きく分けて2 つである。まず、教材開発である。今年度の開発教材としては、「IT 分野」「⾃動⾞整備分野」「グローバル分野」の3分野における⾼校1 年⽣⽤の教材とそれに付随する教員⽤ガイド、さらに⼀貫型職業教育プログラムにおける教員研修⽤の教材である。さらに、⼀貫型職業教育プラットフォームの構築がある。来年度から活⽤することを想定したプロトタイプとして位置づけられる。
・取組(3) プレ実証
今年度では、2022 年2 ⽉22 ⽇と24 ⽇にプレ実証を実施した。対象は、⽯川⾼校に在籍する1 年⽣の2 クラスであった。両⽇とも1 コマ(22 ⽇は50 分、24 ⽇のクラスでは短縮授業であり45 分)で実施した。 実施内容は、職業⼈講話として専⾨学校⽇経ビジネスに在籍する⾚嶺⽒が『⾃分の未来の可能性を広げる⽅法』というテーマで30 分間PowerPoint のスライドを活⽤した講話を⾏い、講話後にワークシートの作成とアンケートの回答を15 分〜20 分程度で⾏った。講話後のアンケートでは、⽣徒から概ね好印象を得られる結果となった。詳細は、第4 章にて記している。
成果報告書ダウロードURL
(http://www.relation.ne.jp/webbasehp/okisenken2021/okisenken2021.pdf)